お盆休みを利用してミチコさんのバァ~チャンがいるとびしま海道を自転車でフラフラと・・・。
前々から走ってみたいと思っていたんだけど、念願叶いようやく♪しかも、なぜか愚弟・ナウシカも同行で・・・。休みが合うってんで冗談のつもりで声かけたら即答で来るとの事。岩国からとびしま海道経由で大崎下島で待ち合わせ。そこまではクルマに自転車乗せて今治からフェリーで岡村島まで渡ってどんどんクルマを走らせて・・・。
この島・・・信号無いです。ノンストップゴーゴーな島なんですよ。良い感じですカナリ♪多分、他の島も無いんじゃないかなぁ~。走ってみた限りでは見掛けなかった。
ナウシカと合流するや否や、自転車組み付けて早速出発。
走って感じた事を先に総評して・・・。
海の景色なんかはしまなみ海道とあまり代わり映えはないんだけど、田舎臭さは飛び抜けて突出していた!!!よしうみバラ公園だったり亀老山展望台のようなスポット的な場所が皆無に近い。
また、しまなみ海道のように自転車や歩行者に配慮した道作りでは無い。例えば来島大橋に上がる際、直線で橋と結ぶと勾配がキツくなりすぎてしまうので螺旋状に道を作ってたりして、勾配をゆるくするように配慮されているのだが・・・とびしまはモロ直線でした(汗)橋を渡る直前は劇坂を拝む事となり、坂馬鹿以外には歓迎されるようなモノではなかった。
主要幹線道路は比較的キレイに整備されていたんだけど、一本山道に入ると岩は落ちてるわ、アスファルトなんだけどアスファルトが見えないくらい落ち葉が敷き詰められていたり、イガグリが落ちていたり!!??上林や井内の道の悪さなんか目じゃないです!!!
さて、走ったルートは
こちらこの日の為に仕事で忙しい最中、夜な夜なローラーローディ~と化し、英気を養ってきたらしいのでガシガシいける事を楽しみに出発。景色を楽しみつつ最初の難関・豊島大橋までの劇坂。まだ出発して間もないので気持ち良くこなす。橋を走り終えてから今度は見通しの良い下り坂を快調に飛ばしていく。しまなみに比べてアップダウンが多いと聞いていたけど、橋の前後がそう感じさせるんだろうね。海岸線はさほどアップダウンも無くフラットな感じで気持ち良かった♪海岸線を走っている時に撮った写真が
しっかり持ち上げれています。
お次はダメな例・・・。
愚弟・ナウシカ・・・。マッタク、フゥ~。ダメさ加減が滲み出たワンショットになりましたな。
いやしかし、海と山のコントラストは非常にキレイだった。全く同じポイントから山を撮って・・・
回れ右をして海を撮る。
海と山の間をすり抜けて行く感じはなかなかオツな感じでした♪
そうこうしながら2つ目の島に渡り3つ目の島に渡ろうとした時・・・
「なんか有料道路って看板に書いとるよねぇ~・・・。・・・金もってきた???」
「金なんか使う場所無いと思ってたから持ってない。。。」
・・・お金は常に小額でも持たんといかんですね。めちゃ残念・・・。
仕方ないのでその島(上蒲刈島)を一周して戻ろうとなり自転車を走らすと一つの看板が。。。
「桂の滝」
見たいじゃないですか「桂の滝」♪
急遽、ルート変更して山の中に突入開始。
山自体の高さは無いんだけど、クルマで走ること前提で作っただろう道なので勾配がキツい。おまけに道が荒れまくり(汗)いつパンクするんだろうとヒヤヒヤしながら上がっていく。すると、
もうホントに何も無い山道に突如、厳かな雰囲気の門構えが出現し、やっと上りきったかと小休憩をはさむ。
門の横には
滝の由来だろう説明書きがあったりした。
さて、休憩もソコソコに再び自転車に跨ってさらに先へ進む。・・・が後は下りだけと思っていたら完全なフェイントで先ほどの山道よりさらに急な勾配&ガレ道。止まったらゼロスタートはムリだろって坂で白目剥きつつ、石に乗り上げないよう慎重に走らせる。やっと上りきった所でホッとするんだけど、今度はガレ道そのままで急な下り坂。
・・・慎重に下ったつもりだったんだけどねぇ~。ヤラかしちゃいましたよパンク。マウンティン乗らないからホントの山道ってのがどんなモンか、ちゃんと分からないんだけど、あの道はロードで走っちゃいけないマウンティンで上がるんだろう道だと思う。その位ヒドカッタ。。。パンク修理に精を出して近寄る蚊を払い除けながら必死で直したんだけど・・・いざ走り出したらまたパンク(爆!!!)
Co2ボンベは無くなっちゃったしナウシカは携帯ポンプ持ってないって言うし、山奥で本気で血の気が引いた。とりあえずジッとしていても埒があかないので、クリートカバーつけてロード押し!!!携帯電話は繋がるのでミチコさんに現状を報告&レスキュー要請。
この時、初めて役立ったのがGarmin大先生♪マップ機能なんか飾りだけで使う事ねぇ~だろって思ってたんだけど先行きの分からない今、これほど頼もしく思った事は無い♪マップによれば道なりに行けば海岸線に出れるとの事だったので無心で押す。歩き慣れないロードシューズでかかとにタコが出来て痛い思いしながらでも泣き言言わずひたすら押す。。。ナウシカには先に下りてもらってミチコさんの誘導を指令。携帯電話でやり取りしながら、丁度、海岸線に出てからナウシカ&ミチコさんと合流。無事レスキュー完了。
・・・ニドト、ロードデ、カツラノタキニ、イクモンカ!!!
さて2日目。この日はミチコさんも一緒に走るとの事だったので朝早くから準備。この日の為にウェアを新調したミチコさんはニヤニヤしっぱなし♪
自転車の準備は下々の者がセッセと準備をする。
・・・決してそれに腹を立てて顔面にヤキを入れてる画像では無いのであしからず&DVでは決して無い!!!キリッ
ヘルメットの留め具がはまらないというので代わりに装着。
そして出発前に・・・
ナウシカスマイルにヤラれた方も多いはず。・・・あしからず。
ミチコさんの心地よいと思うペースでこちらの
コース天気も良いし風も心地良いのでご満悦のミチコさん
ナウシカも枠に入るようにシャッター押したのに、お尻しか写らない様子。先ほどのナウシカスマイルでお腹いっぱいだと思うのでご容赦をば・・・。代わりに背中姿を・・・。
しばらく行くと昔ながらの長屋が現れる。そのうちの一軒が目を引いた。それがこちら
『おちょろ船』
昔の船の模型を手作りで作っているお店で、硬派な感じのじいさんが黙々と作業していた。思いっきりKYな3人組は、じいさんになんだかんだと話しかけたら、じいさんも色々答えてくれた。
大崎下島は昔(江戸時代あたりだったかな)、遊郭が在ったみたいでその時に若い娘さんを渡していたのがこの船なんだと。んで、その取引先の藩が伊予だったり大洲だったりしたのだそう。
と、説明を受けながら作業場を眺めていたら、2枚ほどの絵が飾ってあった。写真にも小さく写っているのだが、ありゃぁ~・・・春画だな(春画を知らないチビッ子は急いでお父さんに聞こう♪間違ってもかぁ~ちゃんには聞くなよ♪)。。。遊郭つながりでその当時の事を伝える為のモノか、はたまた、じいさんのただの趣味を公の場に全面公開しているのかは知る由もない。。。
歴史のお勉強もさせてもらい、いい感じの観光になりつつ、丁度、小腹も空いてきたところで道の駅に到着。道の駅といっても内子とか双海ほどの賑わいは無く田舎臭さがいい感じに残っている場所だった。そこで食したのが塩キャラメルアイス。体から水分も抜けて、流行の熱中症になってもいけないのでおいしく頂く♪
食べ終わってアイスの容器を眺めていると・・・
製造所・南宇和郡愛南町!?・・・What's!?
地元のモノを売るって訳では決してないんですな。なんか騙された感を残しつつ道の駅を発つ。
後は淡々と海岸線を回って帰るだけなのだが、向かい風が終始続いて、ミチコさんにはツライ道のりだったかな。ギャ~ギャ~言いながらも最後まで自分の脚で回りきりました♪
番外でバァ~チャンちの裏に劇坂がたたずんでいたのでナウシカとアタック。桂の滝を彷彿とさせる悪路&劇坂だったけど奥までは行けない道だったのでパンクする前に帰宅。
とびしま海道はロードでも満喫は出来るけど、マウンティンでも面白いスポットかなと思う。むしろ、面白そうと思わす道はロードよりもマウンティン向きだと個人的には思ったので、もしマウンティンで行ける方チャレンジしてもらうと面白いかと思います。